2025/04/07

ハルタ122号


 軽くボヤかせていただきますが、いま奇数月(3・5・9・11月)の号は読み応えがないんです…現在本誌連載では最も楽しみにしてる「開花アパートメント」「司書正」が載ってない。面白い連載が減ったなあ…と痛感しますが、新しい連載が生まれ育つのを待ちましょう。

極楽にはまだ早い 2話 天野実樹さん


 前回の感想で「雪成と佐一郎の物語」と書いたんですが、今回佐一郎くん出番0コマでオッサンが出てきました。拷問シーンは惨いですが、それとのコントラストで雪成の涼やかな佇まいが一層引き立ちます。「ことり文書」からは想像できないコマもあったりして、天野さんやる気ですね。

香港ネクロポリス 1話 越谷美咲さん


 短期で終わり単行本も出なかった「冥府が来た!」以来の連載。その頃のハルタ巻末には次号予告漫画「ユキと小春」というのがあって、そこで取り上げられてましたそういえば。中国に返還される少し前の香港が舞台。「冥府…」と比べて大幅に画力が上がりましたがオカルトな読み味は変わらず、これからの成長に期待です。

ハクメイとミコチ 121話 樫木祐人さん


 一度しか出てなかったと思うんですが印象に残るキャラ、ひきこもり研ぎ師のハルシナさんとお馴染みイワシ親方の組み合わせ。こういう脇役同士の話というのも近年増えてきました。絵が上手いというのは勿論ですが、樫木さんの脳内で「こういうキャラ」というのが確立してるので少ないページ数ながら満足度が高いです。九井諒子さんもそういうタイプだと思うんですが、仕事だから人格を造形するというより自然にできてしまうんでしょうね。ハルシナの「他人と関わるのはイヤ、でも自分の仕事がどう見られるのかは知りたい」という性格が画像の2コマで伝わってきます。

いやはや熱海くん 30話 田沼朝さん


 個人的に好きなキャラ辻くんに忍び寄る女子!ですがこの子もいい味出てますね。田沼作品には珍しい?陽キャくんもいつの間にか溶け込んでます。

虎は龍をまだ喰べない。 39話 一七八ハチさん


 白状しますとハルタの感想を休んでた24年の間に私の中での優先順位が少し下がりまして…「土龍?火龍?じゃあ次は木龍金龍かよラーメンかよ」という感じにもなってたんですが、今回また緊張感のあるヒキでした。5月には5巻が出ますね…4巻を積んでたので読まないと。

船長、問題ありません!1話 佐藤宮さん


 第1回八咫烏杯受賞者でありながら色々あったせいか掲載が途絶えていた佐藤さんのタイムスリップ転生もの。ふたつ気になったのが何故タイムスリップしたかの説得力が弱いこと・毎号連載なのに1話の時点ですでに絵が隅々まで行き届いていない(主に後半)こと。光るものは持たれている方だと思いますので今後どうなるかですね。

魔女のエデン 26話 ゆめじさん


 意地の悪い揚げ足取りの感想になりますが「ご慈悲」はないでしょう普通…と思いました。ただ考えてみると、ゆめじさんは日本在住の日本人の方だったかと思うんですが、契約されてるのはフランスで日本のMANGA を手広く(集英講談小学なんでもあり)翻訳出版しているKi-oonという会社で、ハルタの編集さんが日本語をチェックできる体制ではないのかもしれません。単行本は日本でも5巻まで出て物語に厚みが出てきて、最後のシーンとか良かったです。