2023/01/05

メダリスト 7巻 つるまいかださん


 私が読んでいる連載の中でも画面から感じる輝きという点で最高度の作品です。これから読んでみようかなという方がいたら伝えたいのは「つまらないと切るにしても1巻は早いよ、もう少し読んでね」ということです。成長がすばらしいですから。



 フィギュアスケートを始めた年齢の遅さから成功を掴めなかった青年「司」が、かつての自分と似た境遇の少女「いのり」のコーチとなり共にメダリストを目指す物語ですね。2人はわずか1年で(ジュニアより低年齢の)ノービスAのブロック大会を制し、連載では全国大会が始まりましたが、この7巻は大会の狭間の修行ターンで前の6巻と比べやや地味です。


 「メダリスト」といえば…の「連写」カット。これはデジタル作画でないとほぼ無理でしょう。他にも多数出てくる選手たちの描き分け、動きのある滑走シーン・思い切って崩した絵のコメディシーン・リリカルなシーンが連なって作られるリズム、と見どころは多いです。


 この作品で面白いのが登場人物の独特なネーミングですね…普通こういった女の子たちに「小部田(こぶた)」「大蜘蛛」とかつけませんよね。担当さんと笑いながら作ってるのかと思ったらつるまさん単独のようです。