あくまで私個人の感想ですが、この半年ほどの連載ラインナップに不満がほぼありませんでした。そりゃ載ってほしい作家さんはまだまだいますけど、いわば「満月」の状態でしたが…少しずつ好きな連載が終わりはじめています。後から振り返るとハルタのピークはこの101号だった…となるかもしれません。
帝都影物語 16話 比嘉史果さん
大詰め…ですねえ…例年5月に単行本が出てきましたが、今年もそうかな(そして最後かな)という気がしてます。比嘉さんの絵、どちらかといえば硬質な線であまりトーンを使わない印象でしたが、少しずつ柔らかさも混じってきてとてもいいです。話も見事、見事です…。
アビスアジュールの罪人 22話 冨明仁さん
最終話。こちらも入魂の、でも力みのない素晴らしい絵でした。アンケートの数字の結果とは思いますが、人魚と人間の世界が絡みはじめてからどんどん面白くなって来てたので、もっと読みたかったですね。いいラストシーンでした…(追記:単行本3巻はこの3月発売です)。
先生、今月どうですか 25話 高江洲弥さん
今回、始まった頃を思い出す絵でねえ…絵の調子に振り回されるのが嫌で距離を置いてましたが結局一喜一憂してしまいます。話の方はイケメンくん登場で、邪推すればテコ入れなのかもしれませんが、先生の側の気持ちが点で終わってなかなか線にならなかったので、いいんじゃないかと。たぶん初夏に4巻が出ますが、その次まででしょうか。
開花アパートメント 4話 飴石さん
もちろん今までも良かったですが、今回グレードアップした気がします。絵も話も大充実。単行本が出たらどういう反響が出るか、楽しみですよ今から。
司書正 12話 丸山薫さん
1月に出た1巻収録分の後は小康状態でしたが今回大きく動きましたね。丸山さんもツイートされてた通り亀が出てきます!さあどうなるどうなる!
涙子さまの言う通り 8話 山本ルンルンさん
こちらも1月に1巻出まして、沢渡回ですね…具体的に何とは書けませんが、取調室のシーンとか読み応えありました。やっぱり面白い。
いやはや熱海くん 9話 田沼朝さん
1月の単行本、作品集の方まで重版とは!こんなこと滅多にないですよ。以前はぶっきらぼうな感じだった線が、だんだん表情を持ち語りかけてくるようになってきました。
ハクメイとミコチ 100話 樫木祐人さん
帯にドドンとあるように100話で、現行連載中最長寿です。今回91話のダンジョン飯はもういつ終わってもおかしくない展開ですし安泰ですね。意外や旅人スペックが高いはずのハクメイをミコチが凌駕します。
花園に幹が立つ 4話 野澤佑季恵さん
第1話で1コマだけ出ていた眼鏡っ娘、諏訪さんというのか。気になる終わり方…今回も表情がより生々しくなったり成長中の野澤さんです。
キラキラとギラギラ 11話 嵐田佐和子さん
平等院編が続いてます(この先生、出番少ないけどいい味出してますよね…)。劇画部分が今回ワイルドでいいです。やっぱり嵐田さん絵うまい!
猫のまにまに 16話 宇島葉さん
田中クロフォードさん今回も登場。始まった頃より一層表情とか良くなってきて、愛着が増します。
ホテル・メッツァペウラへようこそ 24話 福田星良さん
ラップランドのクリスマス。巻頭で、すっかり人気が定着しました。
あかねさす柘榴の都 20話 福浪優子さん
こちらはアンダルシアのクリスマスで…ちょっと絵が粗い気がしました。話の進み具合から見て、3巻完結でもおかしくないですね。
インク色の欲を吐く 11話 梅ノ木びのさん
喧嘩のあと姉の舞台を観に行くオーブリー。モノトーンの完成されているけど狭い世界で続いてきましたが、今回破調気味ですが広がりが出た印象です。
魔女のエデン 4話 ゆめじさん
ピリーの逃避行は続きます。一難は逃れますが…このちょっとザリザリした感じの絵、馴染むのに時間がかかりますが悪くないです。