2023/03/13

青騎士12A号


 年6回刊の青騎士、この号で2年経ったことになります。始まった頃と比べ連載の数も増え、危惧していた新人さんの単行本も月に何冊も出て、ずいぶん安定してきたように思います。

 ただ、飛び出してきたハルタと比べて、私の正直な感想はいい勝負をしているとは言えず…仮にハルタがおかしくなった時の「スペア」にもなってないですね…。もちろんfellows!や初期のハルタに比べれば勝ってますけど(12B感想の冒頭に続く)。

転がる星屑ども 1話 有海とよこさん

 9A号にプロローグが載って、期待してました。ただですね、前連載「波間の子どもたち」のプロローグが陰影濃い雰囲気ある感じだったのに、本編が進むにつれてけっこう明るいところもある学園ものになっていって「あれ?あれ?」と思ってるうちにあっという間に終わってしまって、この連載も思わせぶりなプロローグでしたが感想は書かずにいたんです…で、本編が始まったらけっこう雰囲気ちがう!読めないなあこの人…。


 2022年の設定と思いますが、円盤型のポータブルCDプレーヤーとか床に積んだCDの山とか(こういうの若い人にわかるんだろうか…)出てくるのは虚構性を強調してるんでしょうか。どうなるかわかりませんが、とりあえず楽しみ。

ピッコリーナ 9話 大槻一翔さん


 3月20日に単行本1巻が出ます。青騎士の創刊前に出た作家ラインナップに大槻さんがなかったら、青騎士を買ってなかったかもしれないぐらい大槻さんは好きで、本来ならもっとワクテカしているはずなんですが…初デートの最中にドレスにお着替えって…ギャグ漫画でしたっけ?1巻大丈夫か?

ハテンの水槽 1話 柴田康平さん


 始まっちゃいました、「夜な夜な夜な」と並行しての連載が。悪くない滑り出しとは思いますが、やはり1作だけの頃より画面の密度は下がりますよね。どうなるんだろう。

鎮護庁祓竜局誓約課 4話 鵜山はじめさん


 4月に単行本1巻が出ます。絵は上手いんですがそこから先の感想が出てこない…。

針と羊の舟 5話 幌琴似さん


 こちらも4月に1巻出ます。庭師漫画…ではなく、ぬいぐるみクラフト漫画。今回妙な味がありました。