節目ということで、表紙の紙質が少し違うのと、背表紙にも染平かつさんのイラストが入ってます。一方で帯や背の作家リストがなくなってますね。23年の定期購読特典も発表になりましたが、1〜85号の裏表紙イラスト。21年・22年に比べると少し地味めです(今までが豪華すぎた)。膈号連載が集結したのに加え八咫烏杯受賞作も載って、ギュウギュウ詰めです。
八百万黒猫速報 6話 浅井海奈さん
今号のベストはこれでした。アクションシーンが素晴らしいです、美しさもあって。他の誰にも描けない浅井さんだけの世界。アンケート順位は上位ではないでしょうし競争は激化してるしで楽観できませんが、この方には残ってほしいなあ…。
恋の絶望行進曲 7話 富沢未知果さん
連載が始まった時はここまでやってくれるとは全く思いませんでした。成長が著しいです。アミのバックグラウンド回。
花園に幹が立つ 3話 野澤佑季恵さん
短めの連載が多い中、36ページでたっぷり楽しめました。見せ場の作り方や人物と背景の馴染み等、気になっていたところがだんだん良くなってきたと思います。
あかねさす柘榴の都 19話 福浪優子さん
髪を伸ばしていた少女時代のアルバ。前回からのアルハンブラ観光編ですが、過去・現在そして「王女の塔」をめぐるエピソードと3つの要素が混在して読み応えがありました。やはり福浪さんの作風がだんだん内省的になってきた気がします。
夜の名前を呼んで 24話 三星たまさん
いちばんお気に入りのカルトス回、しかも前後編!いつもの連載の雰囲気よりは「ゼラニウムの庭」とかの読切に近い感じがしました。
帝都影物語 15話 比嘉史果さん
いよいよ佳境に入ってきた(3巻完結か…)感がありますが、春宮と冬宮どちらを後継にするか帝が改めて決めることになりましたが…あぁ…私の大好きな白菊内侍さんが変わり果てた姿でぇー!
アビスアジュールの罪人 21話 冨明仁さん
こちらも山場で、どうやら3巻完結になりそうです。登場人物は多いのですがゴチャゴチャしない充実した回でした。
司書正 11話 丸山薫さん
98号の感想で1・2巻同時発売かと書きましたが、1月に1巻出ます!やったー!前半は幼かった頃のキビ、そして後半は司書正がどうやって知識を得るかのヒントが。
対岸のメル 6話 福島聡さん
こちらも2月に1巻出ます!やったー!前後編の後編でした。人間ドラマとしても素晴らしい。
クプルムの花嫁 27話 namoさん
どうも私は、しいなと修のイチャイチャよりもこういう工芸技法やビジネス話の方が好きですね。今回いい話でした。
ふしぎの国のバード 話数不明 佐々大河さん
2月に10巻が出ますが、その次の11巻完結と思われます。蝦夷ヶ島でついにアイヌに遭遇したバード。狩りのシーンが丁寧でした。
ホテル・メッツァペウラへようこそ 23話 福田星良さん
いつもの感じと全く違う荒んだジュンの過去。びっくりしました。
先生、今月どうですか 24話 高江洲弥さん
紫の母親が出てきた時に「この話が魔女っ子物のバリエーションだったら、ひょっとして…」と思ったことが当たりました。