2025/11/22

ハルタ126号

 新連載・終了ともにありませんが、2度目の休載をしていた「煙と蜜」がこの号から再開です。順調に長期連載コースを進んでいたかに見えましたが、長蔵さんの体調いかがでしょうか。

香港ネクロポリス 5話 越谷美咲さん


 1巻が出まして、その最後に収録されている回ですね。絵が生きていて、越谷さんがノって描かれてるのが伝わってきます。ヒロインのフーが闘ってるキャラ「如意郎君」良きヴィランです。好き。

11番目のねこはねね  11話 はりかもさん


 1月に2巻が出るこちらも作家さんが楽しんで描かれてる感じで、冬の日光をじんわり浴びてるような心地良さです。ギャルなチズ姐と委員長タイプのイト姐の激突。

ハクメイとミコチ 125話 樫木祐人さん


 続きものです。以前私は「直接登場していないものの登場人物たちにとっては重要な」キャラの正体が明らかになる時が物語が終わるときではないか、と書いた記憶がありますが、私の予測は外れっぱなしなので大丈夫、まだまだ続きます。

狼よ、震えて眠れ 10話 犬童千絵さん


 Xに犬童さんがポストされてましたが、近々ご出産とのこと。それは慶事なのですが、早すぎる終了の一因だったのかもしれません。毒を盛って囚われの身を脱するマヤ。

開花アパートメント 19話 飴石さん



 美しいけど不穏な新キャラ登場で、波風立ちそうな気配です。読んでいるこちらは安心して飴石絵を堪能できますが、どうなる静子さん。

2025/11/07

ハルタ120号


 感想を書こうと読み直して初めて気づきましたが、この号の翌月に出たアンソロジー「青の秘密」の宣伝ペーパーが入ってました。この11月に「かみちゃんがいればマル」1巻が出る古田青葉さんの作品も収録されてるし、いい単行本です。新連載・終了ともにありません。

狼よ、震えて眠れ 4話 犬童千絵さん




 前半の無情さと後半の静けさのコントラスト。カリナの過去も明かされました。犬童さん、やっぱり上手いですよ。

ホテル・メッツァペウラへようこそ 43話 福田星良さん




 新しい友人が出演する先住民サーミのフェスティバルを訪れたジュン。彼ががなぜフィンランドに滞在しているかといえば母を探しているからですが、それとも共鳴するエピソードでした。そして福田さんがXでチラ見せしてますが、そろそろ見つかりそうな気配です。

司書正 23話 丸山薫さん




 キビの受難は止まりません…太史令さんの胃壁もまたピンチです。画像のコマは上が現在・下が回想なので枠線の太さが異なります。こういう作家さんの細やかな工夫で読者はストレスなく楽しめてるんですね。

魔女のエデン 24話 ゆめじさん




 敵の帝国側の、しかもお互い嫌い合っている学者ザクムと「聖女」フルーディティラ、そしてピリーが潜り込んだ兵隊の隊長ルドベキアと様々な人物の内面が窺えて、見応えある回でした。

瑠璃の宝石 33話 渋谷圭一郎さん




 古生物研のなっちゃん、明るいキャラですね。ナギさんが珍しく表情を崩してます。この時期、野澤佑季恵さんがアシスタントだったらしいです。

殺し屋の推し 15話 大島琳太郎さん




 感想を書くのは初めてなんです。絵はとても上手いんですがあまり響かなくて…でもこの回は良かったかな。

THE 3RD EYE 読切 大上明久利さん




 「極東事変」の大上さん、久々の46ページ読切です。お嬢様探偵×シゴデキ執事・レトロなメカデザインの数々・お得意のアクションと個々のパーツは魅力的なんですが、組み上がりはもうひとつだったかな…大上さんごめんなさい。

ハルタ119号

 この号は「これぇ!」というのがなかったですかね…静かに進行します。新連載はありませんが127号連載開始の「レインアパート」の読切版が載っています。終了は「生き残った6人によると」。

ハクメイとミコチ 118話 樫木祐人さん


 ミコチお留守番回。ハクメイがいない分羽を伸ばすつもりが。ご存知の通り登場人物も多く、常に会話が行われている作品です。樫木さんですのでどんなに増えても破綻はしませんが、逆にこういう一人だけのシーンって珍しいんです。ミコチの様々な表情が拝めました。

かわいすぎる人よ! 48話 綿野マイコさん


 始まった頃は好きではなかったんですが、ちょっとずつ私の中で順位が上がってきてる連載です。女子同士どう呼びあうか問題。

本なら売るほど 9話 児島青さん


 前後編の前編、好評を受けての巻頭掲載でした。私は今まででこのエピソードが最も印象深かったですかね…女子の男子への萌えポイントの一つを教えてもらいました。

先生、今月どうですか 43話 高江洲弥さん


 未来を変えてしまったかと悩む紫の背中を押す芹ちゃん、そして先生陥落。この辺の美味しいところをリアタイで楽しめなかったのは惜しかったですね、読み返してみて。

クプルムの花嫁 46話 namo さん



 銅器職人の子同士、あさひちゃんと高畠くん。私はこのコンビが結構好きなんです。namoさん、ハルタに読切が載り始めた頃は中高年男女を描くのがすっごい苦手だった印象があるんですが、今は全く問題ありません。

ハルタ118号

 新連載は「現象X 超常現象捜査録」、終了は「インク色の欲を吐く」でした。

開花アパートメント 14話 飴石さん


 この作品のハイライト回の一つだったんじゃないでしょうか。最近は作画にデジタルも使われている様子の飴石さんですが、この回はアナログ的なチャレンジでした。山田章博さんや中村祐介さんのイラストもちょっと連想させた見開きの見事さ。飴石作品に共通する「消えゆくものへの想い」が強く出た回でもありました。

現象X 超常現象捜査録 1話 温泉中也さん



 巨大隕石の衝突から数百年後、「亜人」の存在する世界。舞台の国以外に「西アメリカ共和国」というのもあるらしいです。87分署シリーズとか米国の警察ものがお好きな方には馴染みの世界ですね(私はローレンス・ブロックのマット・スカダーものが好きでした)。

 雰囲気ある絵で上手いとは思いますが、個人的にはいつも何か物足りなさを感じてしまいます。「亜人」の存在についても物語の構造上必要な設定なのか、単に猫耳ヒロインを出したかっただけなのか、よくわからないです。

インク色の欲を吐く 20話(後編) 梅ノ木びのさん


 最終話。弟オーブリーを喪った悲しみと浅ましい周囲への嫌悪から、姉メーベルは狂気の世界へ入り込みます。前編もそうでしたが現実世界とイメージの世界、そしてビアズリーの絵の世界が溶け合って、読み応えがありました。

生き残った6人によると 43話 山本和音さん


 サブタイトルは「生き残った6人によると」。この後エピローグ回がありますが、あれは別になくても良かったかな…この回が実質的なフィナーレでした。「6人」が確定し、ヘリは江戸川を渡りました。記憶に残る面白い作品でしたし、次に山本さんが何を描かれるか楽しみです。

司書正 22話 丸山薫さん



 玫華姫、性格悪いですねー。でもお兄さまに会えた時の嬉しそうな顔!キビには災難でしかないですが!

いやはや熱海くん 26話 田沼朝さん



 熱海くんの中学時代のファンクラブ(男1女2)が高校でもやれないかがんばります。この3人のたたずまいや会話、田沼さんの良いところが溢れてました。 

ハルタ117号



 染平かつさんご担当の表紙イラスト、この号はインドしてました。新連載「狼よ、震えて眠れ」にリンクしています。終了は「犬火の兄弟」。

狼よ、震えて眠れ 1話 犬童千絵さん



 80年代に実在した「女義賊」をモデルとしたと思われる連載です。警察に言い含められてカリナ率いる盗賊団に紛れ込む潜入捜査官・マヤ。育ちの全く異なる二人に奇妙な友情が芽生えますが、いつか決裂する運命です。
 とても丁寧な絵、培ったキャリアを存分に活かした話運び。北インドが舞台の話を和菓子に例えるのも変ですが、老舗の「きんつば」をうん、間違いないと味わうような感じです。ただ福島聡さん「対岸のメル」が高クオリティーながら短期終了したように、この連載も130号で終了となります。残念…。

犬火の兄弟 9話 吉田真百合さん



 私個人の話ですが、連載途中で体調を崩して、ひと繋がりの話として楽しむことができませんでした。最後のシーンは余韻が残ります。

瑠璃の宝石 31話 渋谷圭一郎さん



 アニメも好評のうちに終了し、単行本の売れ行きも良かったようです。あまり細やかな心の動きを楽しむ感じの作品でもなかったと思うんですが、今回は良かったですね…ナギさんが赤面するとは。

11番目のねこはねね 3話 はりかもさん



 この頃は正直読んでなかったのですが、だんだん好きな作品になりつつあります。この回は双子の表情がかわいかったです。

ハルタ116号


 この号の目玉は「佐野菜見超特集」。故人と縁あったハルタの作家さん・編集者さんが多数寄稿されていました。中でも目を引いたのが笠井スイさんのイラストで、徐々に回復されているのかな…と思っていましたが、残念なことになりました。新連載は「アルケミックガール×バーサーカーボーイ」、終了はありません。

涙子さまの言う通り 13話 山本ルンルンさん




 1話に登場のメイド・摩利伊の幼馴染ヨネ子を軸にクライマックスに向かっていく回でした。インモラルなキスシーンや首チョンパと見せ場も多く、山本さんの絵も充実してます。

インク色の欲を吐く 20話(前編) 梅ノ木びのさん



 オーブリーの死。今際の際、オーブリーの意識が現実からメーベルとの幻想に移り変わるシーンが印象的でした。梅ノ木さんとビアズリーの絵柄のミックス。

司書正 21話 丸山薫さん




 雀に憑依したキビは王宮の庭園で蓮の異母妹・玫華(まいか)公主に遭遇します。この子、ワガママだったけど私は結構好きだったんですが…キビとの対比が昔の少女漫画的な貧しくとも健気な子と意地悪なお嬢様になってましたね。

生き残った6人によると 41話 山本和音さん




 この回と次の回でクライマックスでした。政府の本格的救援が始まりヘリが飛んできましたが、下界では血が流れてます。

開花アパートメント 13話 飴石さん




 社会生活を営めない詩人の夫と、その妻。夫は二重人格者でしたが…いつもながら読ませます。